AIエージェント
AIエージェントを使うと、自然言語で Kubernetes クラスターを操作できます。Anthropic の Claude を利用し、あなたが伝えた目的からエージェントが手順を計画し、クラスターのスキル(Pod一覧、アプリのデプロイ、スケール、ログ取得 など)を実行して結果を報告します。危険な操作の前には必ず承認を求めます。
前提条件
- 稼働中の Kubernetes クラスター
- Anthropic(Claude)API キー — エージェントはあなた自身のキーを使用します
セットアップ:Claude API キーの登録
API キーを登録するまでエージェントは動作しません。
- 設定 → 接続 を開く
- AIエージェントAPIキー に、Anthropic の API キー(
sk-ant-で始まる)を貼り付ける - エージェントが使うモデルを選択する:
- Claude Sonnet 4.5(既定)— 速度と能力のバランス型
- Claude Opus 4.1 — 最も高性能。複雑なタスク向け
- Claude Haiku 4.5 — 最速・低コスト。単純なタスク向け
- 保存する
モデルは同じ画面からいつでも変更できます。
概要
サイドバーの AIエージェント を開きます。機能は次の構成です。
| セクション | 内容 |
|---|---|
| ダッシュボード | クラスターの健全性・稼働中エージェント・保留中の承認を一覧 |
| エージェントチャット | 目的を自然言語で伝えて実行させる |
| デプロイ | Git リポジトリからアプリをデプロイ(後述) |
| テンプレート | 再利用可能なプロンプトを保存。スケジュール実行も可能 |
| アプリ | エージェントがデプロイしたアプリの確認・管理 |
| アクティビティ | 過去の実行履歴(ステップ・トークン・結果) |
エージェントチャット
- エージェントチャット を開き、対象クラスターを選択する
- やりたいことを入力する。例:
- 「default ネームスペースで Running でない Pod を一覧して」
- 「
webデプロイメントを 3 レプリカにスケールして」 - 「失敗している Pod のログを直近100行表示して」
- エージェントの進行がストリーミング表示されます(思考・アクション(スキル)・結果 がリアルタイムに表示)
- 危険なアクションの場合は実行前に一時停止し、承認を求めます
Git からのデプロイ
デプロイエージェントは、GitHub / GitLab リポジトリからアプリをビルドしてデプロイします。
事前準備: 設定 → 接続 で GitHub / GitLab を接続してください。
デプロイエージェントは現在 Nuxt と Next.js に対応しています。リポジトリ選択時に Kubo が
package.jsonを確認し、非対応のフレームワークはブロックします。
- デプロイ を開き、ソースプロバイダ(GitHub / GitLab)を選ぶ
- リポジトリとブランチを選択する
- デプロイ設定を行う:
- クラスター と ネームスペース
- レプリカ数
- 公開設定(ポート、必要ならドメイン)
- 環境変数
- デプロイを開始し、イメージのビルド・push、Deployment / Service / Ingress の作成をリアルタイムで確認する
→ 詳しくは アプリのデプロイ を参照してください。
テンプレートとスケジュール
テンプレートは、保存して再利用できるエージェントの目的(プロンプト)です。
- 任意の目的をテンプレートとして保存、または テンプレート から新規作成
- 選択したクラスターに対してオンデマンド実行
- スケジュールを付与すると定期実行が可能
デプロイ済みアプリの管理
アプリ セクションには、エージェントがデプロイしたアプリが一覧表示されます。各アプリで以下が可能です。
- 更新 — 最新コードを取得して再デプロイ
- スケール — レプリカ数の変更
- 削除 — Deployment と関連リソースの削除
承認と安全性
エージェントは既定で安全に動作するよう設計されています。
- 承認制 — リソースを変更・削除するアクションは、実行前にあなたの明示的な承認が必要です。低リスクの読み取り操作は中断なく実行されます。
- 上限 — 各実行には反復回数・書き込みアクション数・タイムアウトの上限があり、無限ループや際限のない実行を防ぎます。
- スコープ — エージェントは選択したクラスターのみを操作します。
アクティビティと履歴
すべての実行は アクティビティ に記録されます。実行を開くと、ステップごとの詳細な軌跡、使用したスキル、トークン使用量、最終結果を確認できます。想定どおりに動かなかったときは、まずここを確認してください。
トラブルシューティング
「Claude API キーが必要です」と表示される
キーが未登録です。設定 → 接続 で Anthropic の API キーを登録してください。
最初のメッセージでエラーになる
API キーが無効・上限超過、または廃止済みモデルの可能性があります。キーを確認し、設定 → 接続 で現行モデルを選び直してください。
デプロイが「非対応フレームワーク」で弾かれる
デプロイエージェントは Nuxt / Next.js のみ対応です。リポジトリの package.json にいずれかが宣言されているか確認してください。
実行が「タイムアウト」する
長時間のデプロイ(イメージビルド+ロールアウト)は既定の上限を超えることがあります。再実行するか、目的を小さく分割してください。